schopenhauerのブログ

唯識とショーペンハウアーの研究

戻るをクリック因果律の対象と数学の対象

因果律の対象というのは物質(表象、五識)である。物質の根拠律が因果律である。


数学の対象というのは時間と空間である。時間と空間の根拠律が数学である。数学は現在すごく複雑になっていて、論理的な学問に見えるのは概念が際限なくからんでいるからだろう。


五識は外的直観であり時間と空間は内的直観である。


因果は外的直観の無分別であり因果律というのは外的直観の分別意識である。時間と空間は内的直観の無分別であり数学というのは内的直観の分別である。


4つの根拠律の対象は因果律は物質(表象、識)、数学の対象は時間と空間で、これらはまったくの直観である。


対して概念は知性の本体、意志は動因の本体が対象で、直観ではなく、人間の分別を作り出す本体その存在そのもの(精神)である。


根拠律自体は学問の基礎なのだから概念でできているものである。


午後の緑茶 特殊相対性理論で物質や時間が伸びたり縮んだりする理由を観念論から考え           
      てみよう。観念論では、物質(表象)や時間と空間は自分の中にあるのだか
      極めて単純なはずである。物自体は認識できないので認識しようとすると
      そうなってしまうのだろう。たぶん。