schopenhauerのブログ

唯識とショーペンハウアーの研究

直観とは何か

観念論とは実在は物質ではなく観念であるということだが


それは実在が主観にとっての<現在の>触覚、映像、音声、味、臭いということであり


ここに<個人の>ゆるぎない実在があるのである


この五感の五識を直観というのであるから


直観とは宇宙のことであり


宇宙とは直観のことである


<自分の体は最も重要な宇宙であるがこれは<主観の>触覚である。目に映る自分は自分を外から見ている自分である>


これ以外にどんな宇宙があるだろうか


これ以外にどんな真実があるだろうか



これに対して精神があってその上層に言葉がある


完全な観念論の存在者の最高の類概念は主観、直観、精神である <遍計所執相の>


直観とは知的な直観のことをいうこともあるが


つまりこれはある思い付きが直観的に表出されることをいうのであるが


それはおそらくその言葉が直接に宇宙や世界つまり直観と繋がっているのである


これの真なる命題をわたしの哲学では直観的真理というのであり


それはまた主観的真理ともいうのであるが


何かしら考えられた真理というのは直観的真理のある特殊な事例である


ということをわたしは主張するのである


<真理でない考えはだだの妄想であるということ、おそらく女のほうが
直観が鋭いであろうということをつけくわえて>