schopenhauerのブログ

唯識とショーペンハウアーの研究

学問の二つの系譜

学問の系譜は二つあって二つしかないように思える。


学問の定義は「学問とは真なる命題の繋がりの集まりだ」である。


繋がっているから真理の集まりが進化していく。


これを繋いでいるのが根拠である。


ショーペンハウアーによるとこの根拠に四種あるそうだ。


<物質の因果、概念の論理、論理にかかわらない純粋数学、動物や人間の精神の因果>


これらの根拠によって真なる命題が命題として繋がるようになる。


一つの命題が次なる命題の根拠になっていくのはその命題が真(真理)だからである。


科学とは経験を詳しく観察することを言う。


科学以外の学問があり得るだろうか?という問題は


果たして形而上学は可能か?ということである。


そこにはやはり<命題の>経験的(アポステリオリ)と経験以前(アプリオリ)という問題がある。


学問の二つの系譜はおおよそ実在論の系譜と観念論の系譜でありギリシャとインドである。