schopenhauerのブログ

唯識とショーペンハウアーの研究

2017年11月のブログ記事

  • 宇宙に散った風邪のウイルス

    風邪の苦しみ。ちょっと違う味覚、櫛を引くような頭皮の感じ、彩りのあるような香り、通奏低音のような静寂な耳鳴り、幻覚と繰り返す思いの中で妄想が現れはじめる。 個の個々の関係や社会の影響による精神的な苦しみはだいぶ昔に無くなっていた。そして... 最先端の科学技術によっても生老病死の肉体的苦しみは完全... 続きをみる

    nice! 3
  • あほとどあほ

    人間は誰でも多少あほなのだがあほとどあほの違いはある。 何があほなのかと言えば 感性的あほ(美)、論理的あほ(真)、道徳的あほ(善)の三種である。 感性にはあまり個人差がなくあってもあまり差しさわりがないので 目立つのは論理的あほと道徳的あほである。 論理的あほは会話をすると目立ってくるが 実害は... 続きをみる

    nice! 1
  • どんどん焼き

    どんどん焼きというのは母の味で素朴お好み焼きのことだが 小麦粉を水で溶いてフライパンに油をひいて これにきざみネギと鰹節をのっけて焼いて醤油をかけて食べるというだけのものである。 いろいろな具材を増やしてもよいのだがこの単純なのが一番おいしい。 この生地に砂糖と卵を入れるだけでおいしいお菓子もでき... 続きをみる

    nice! 1
  • 反省と後悔について

    世界(直観)の中で 反省というのは主観が精神を反省するのである。 後悔というのは精神が精神を後悔するのである。 反省は自己に深く沈着する全的孤独であるが 後悔は個的に人に良く思われなかったことを後悔する。 反省は主観的であり観念論的で 後悔は客観的であり実在論的である。 反省は自分の精神を元の高み... 続きをみる