schopenhauerのブログ

唯識とショーペンハウアーの研究

2018年5月のブログ記事

  • こういうこと書くの止めたい

    昨日まだ雪が残る山に行ったとき 肉がまったく駄目で魚しか食べられないという 性格も地味でそれでいて何か思いを秘めている女性のような 可愛い花があちこちに咲いていた。 はじめは山桜かなと思ったが木が小さいのでそうではなかったが 桜の種類ではあるのだろう。 どうにもならないのでこういうの書くの止めたい。

  • 人生の深み

    人生で体験した深みとか妙味 それを説明するとき科学的になどというのを持ち出すと 何の意味もないものになってしまう。 それは主観的なものが実在であるのに対して 客観的というのはただの命題の証明であって 実在していないからだ。 これの弊害は真理だけが実在だと思いこむことによって 本物の実在がどうでもよ... 続きをみる

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  • 自分の体は物質ではない

    五つの感覚は物質ではないだろう。 ここで自分の体とは何かと考えて見ればただの感覚でしかないだろう。 それは主に触覚であってこれが自分の体の特徴である。 世界は触りでもしない限り主には視覚である。 ところで物質とは何かといえばそれは頭で考えられたものである。 頭で考えられたものならばそれは紛れもない... 続きをみる

  • 意志と表象としての世界とは何か その二

    アプリオリな認識はわれわれの経験はそれによってなされるということであり、それに ついて多くの思索がされている。 カントが偉大なのはそれを始めたことと、世界をそれによって洞察したことであり、先駆者に個々の間違いはあって当然である。 アプリオリな認識には、直観についてと概念についてがあって、概念につい... 続きをみる

  • 意志と表象としての世界とは何か その一

    西洋でルネサンスから始まった新しい学問は最初から科学的であった訳ではない。その先駆者も今から見るといろいろおかしなことを言っている。哲学においては独断論である。 科学というのは世界や精神をよく見て結論を出すということで、その哲学的な表れがジョンロックやデビットヒュームであり、これらはアビダルマに似... 続きをみる

  • 女性の可愛さの彩りや香りについて

    女性が自分を見て可愛いと思うのと 男がその女性を見て可愛いと思うのと 何か違いがあるのだろうか また、ただ可愛いと思うのと 恋をしてしまったときの可愛さに違いがあるだろうか 別に一緒になりたいと思わない場合でも

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  • 涼しい風の五月に

    本当の愛があるとすれば それは永遠の愛なのだから 一切の生々しさとは無縁であるはずで 愛撫、抱擁、口づけは愛をすぐ終わらせ 残るのは妄想だけなのだから 永遠の愛にもっとも近いのは 彼女とわたしが誰もいないところで ただ黙ってベンチに座っていて 五月の涼しい風が吹いてくる というそのようなことだろう

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  • 個の尊厳について

    個の尊厳というのは対処の価値であって普遍的なものではない。 個というのはそもそも生命が個として与えられざるを得なかったことに起因するが 悪というのはすべてそこから生まれる。 よく見れば善や慈悲というのは個の否定であることが分かるだろう。 動物では性欲は闘争、食欲は殺し合いでありそれが感情の起源であ... 続きをみる

  • 眠りについて

    時間もなくわたしは眠り続けていたが そこには楽しみも苦しみもなかった。 あるとき時間と肉体が与えられてわたしは目覚めた。 そこは苦しみと混乱の世界で死の恐怖とわずかばかりの楽しみと希望があった。 死の恐怖と楽しみと希望がその世界を作っていたが、 楽しみと希望というのは残酷な虚偽の仕掛けであった。 ... 続きをみる

  • 指2

    キーボードを弾く指がワインのグラスを持っておりました 指がぎこちなく揺れました ワインが指にかかり唇が「拭くものがないわ」と言いました わたしはしかたなくワインを舐めました 小指から薬指 指と指の間は丁寧に 中指人差し指親指 右手から左手へ ぺろぺろぺろとまとわりつくように舐めました

  • 「さあ二人の旅の始まりよ」と切符を差し出した指がありました 春風は木の葉をかさかさかさざわざわざわと揺らしておりました 別の指がやさしく指に触れました その指は春風の木の葉のように 小指、薬指から中指、人差し指、親指へ 触れ合いを繰り返しておりました

  • 水について  その三

    しばらくするとその水源から水が引かれるようになった。 集落の人口が増えて水道ができた。 水道は数戸に一つ各家庭に一つと増えていった。 やがて大きなダムが作られた。 水道の蛇口は、家の外に一つ、台所に一つお風呂場に一つの三つになった。 やがて下水ができお湯が出るようになりなんだかんだと水の出口は二十... 続きをみる

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