schopenhauerのブログ

唯識とショーペンハウアーの研究

真理とは何か?

実在が観念か物質かの研究材料に一番適しているのが自分の体であるからぜひ試してほしい。特に身識の体感である。痛みにはじつに様々なものがある。


この世界と煩悩と悟りをまとめて論じたものが唯識である。ではそれは真理なのだろうか?


真理とは命題が真ということである。学問とは人間の雑多な思考の中から、真なる命題の連なり(連合)を選びとったその集まり(集合)のことをいう。学問でない真理というのはその真なる命題に連なりがないものをいうのである。


科学とはその命題の根拠を真か偽かの判断をする場合に経験的なものを詳しく観察することをいうのである。


科学的な真理とは何か?を追及した結果に生まれた書物がカントの「純粋知性批判」であり、学問の真理とは何か?を追及した結果生まれた書物がショーペンハウアーの「根拠律の四つの根について」である。