schopenhauerのブログ

唯識とショーペンハウアーの研究

花の香りの彩りは

今年の桜はひっそりと咲いていたのだろう。


雨が降って八割ほど散った大きな木の下で、


桜の香りが匂ってきた。


これから花の季節が始まる。


花の香りの彩りの淡香は、


匂ってきたなと思って捕えようとすると逃げてしまう。


花の香りは実体としてその花が分泌する気体と、


臭覚との合体した鼻識で、


人間の感覚の都合を含めて変化しているのではないかと思う。