schopenhauerのブログ

唯識とショーペンハウアーの研究

西洋哲学と仏教哲学のこれから

人間の理解においては、西洋哲学よりも仏教哲学のほうがはるかに深い。


ただ科学が生まれたように、西洋哲学は緻密である。


これは仏教哲学が観念論的であるのに対して、西洋哲学は実在論的であるからだ。


世界の(実在が)観念的であった場合、世界の探求自体が人間の探求となる。


仏教哲学を西洋哲学で解釈しようとする人は多い。これは悟りを西洋哲学で理解するということだが、そんなことをして何になるのだろう?仏教哲学がすでにあるのに。


わたしの関心は、西洋哲学を仏教哲学で理解し解釈することである。これは、西洋哲学や科学を悟りで理解するということだ。


そこで、カントを経て打ち立てられた近代的な観念論的哲学の哲学体系であるショーペンハウアーの哲学と最終的な仏教哲学である唯識に着目する。