schopenhauerのブログ

唯識とショーペンハウアーの研究

かまくら

葉っぱが赤くなってくるとだんだん寒くなってくるなと彼は思った。


こうなると妻との親密な時間が増えてくるのであった。


そしてそれだけでは我慢できなくなってくるとやっと火を起こそうと思う。


火で温まることができるようになると夫婦喧嘩の火種も増えるのであった。


雪が降るようになって氷がはり日中になっても溶けないようになってくる。


こうなると寒さを感じないようになって気持ちがいいなあと思うようになるのであった。


でもこれは家に火があるからである。


冬は食べる量が夏の二倍になるのでうんこの回数も増える。


家に火があって寒さはすがすがしいのでの野糞も気持ちがいいものだ。


でもこれは風が吹かない場合である。


冬は地吹雪が多い地方なのだ。


そんなときは外ではうんこができない。


彼は雪で囲いを作って日本で初めてトイレを作った。


これが秋田のかまくらの始めであった。


今から二万年前の縄文時代のかなり前のまだ寒い時代のはなしである。