schopenhauerのブログ

唯識とショーペンハウアーの研究

直観と概念 その四 概念の内的と外的

世界は直観と概念でしかないが概念にも内的と外的がある。


外的な概念とは経験で得られた概念であり内的な概念とは生まれながらに備わっている概念である。


内的な概念とはアプリオリな概念である。


ただ無意識には人類が今まで経験してきた記憶があるはずであり、


それらも個人の経験外にあり我々はそれを持って生まれてくるはずであるが


それらはアプリオリな概念ではない。


アプリオリな概念はたとえば数であり、その外にもいろいろあると思う


実在論者は概念はすべて経験的なものであることを証明したいはずである。


形式論理や論理形式は概念のアプリオリとしか考えることができないと思う。


また内的直観や内的概念が総合命題になったものがアプリオリな総合命題(判断)と考えられる。



<実在は直観でしかないしそれは現在でしかない。というのは過去や未来は概念や記憶でしかないからである。いや現在もないのだろう。というのは現在というのも概念でしかないからである>