schopenhauerのブログ

唯識とショーペンハウアーの研究

尊厳の詩

その一人の人間を描く望ましい詩は、


半生の過去を背負ったその人の今を描いて、


褒めることもなく、けなすこともなく、


慰めることも、希望を与えることもしない。


そしてこれからもたいした良いこともなく、


いつかあなたも死を迎えるだろうと言うだろう。


でもそれでいいのだと言うだろう。


あなたはそれ以外のものではないのだからと。