schopenhauerのブログ

唯識とショーペンハウアーの研究

新暦の七夕

今頃の季節はまだ梅雨で晴れて空が暗くなると南の空にはさそり座が光っている。


星の集まりの天の川はまだ東から登りつつありその中でこと座と白鳥座とわし座の一等星で作る三角形がよく目立つ。


その三つの一等星の中のベガが織女でアルタイルが牽牛である。


今日は八月の七夕のように暑い。二人は当然のようにエアコンをつけた。


秋の虫が今泣かなければならないから泣いているように、二人は年に一度の出会いに体を何度も燃え上がらせた。


牽牛は男だし織女は淑女であったがそれは自然であったろう。


年に一回の邂逅というのはその時代や文明の違いや出会いの機会が多いと少ないでも違う。


その現実で別の男や女を選んでしまいその恋の終焉というのが現代では多いだろう。


でも織女と牽牛の愛には何か強いものがあった。そしてその強い愛は結婚で終わってしまう事ができない。それがその愛を維持させていた。


恋は不思議ね 消えたはずの
灰の中から なぜに燃える
ときめく心 切ない胸
別れを告げた 二人なのに