schopenhauerのブログ

唯識とショーペンハウアーの研究

因果と論理の統一理論と意思について その1

人間の肉体である直接の直観の苦しみはさておいて

人間のあらゆる精神的な苦しみは因果と論理の矛盾から起きてくる。

因果とは直観つまり自分の体も含む世界のことであり、

論理とは人間の精神の知性の部分である。

<意思とは精神の動因が知性となって現れることである>

直観と精神の矛盾があらゆる精神的な苦しみの原因なのだが、

精神的な苦しみは精神の中にしかないのだから世界とはまったく関係しない。

これを因果と論理は類型が違うという。