schopenhauerのブログ

唯識とショーペンハウアーの研究

具体的と抽象的 その2 悟り

悟りというのは具体的なことだろうか?抽象的なことだろうか?


もちろん具体的なことである。


悟りについて書かれたこと。これはどうだろうか?


もちろん抽象的である。


完全な観念論哲学の、存在の最高概念、主観、直観、精神について


主観と直感は具体的、精神が抽象的である。


悟りは主観の直観でありそれらは美の類である。


精神は感情と言葉であるから抽象なのである。


感情は動物的抽象、言葉は人間的抽象といえる。


つまり感情はある種の存在の抽象化であり


言葉はさらなる抽象化であると言える。


言葉というのは数字も含めて主観と直観つまり事象の抽象化なのである。



<悟りは具体的であり悟りについて書かれたことは悟りの抽象化なのである>


<芸術は直観であるから具体的である。なら概念が芸術となるのはなぜか。これは直観が想像されるのではないかと思う。このゆえに人間の精神が複雑に見えるのだろう>