schopenhauerのブログ

唯識とショーペンハウアーの研究

涼しい風の五月に

本当の愛があるとすれば


それは永遠の愛なのだから


一切の生々しさとは無縁であるはずで


愛撫、抱擁、口づけは愛をすぐ終わらせ


残るのは妄想だけなのだから


永遠の愛にもっとも近いのは


彼女とわたしが誰もいないところで


ただ黙ってベンチに座っていて


五月の涼しい風が吹いてくる


というそのようなことだろう