schopenhauerのブログ

唯識とショーペンハウアーの研究

個の尊厳について

個の尊厳というのは対処の価値であって普遍的なものではない。


個というのはそもそも生命が個として与えられざるを得なかったことに起因するが


悪というのはすべてそこから生まれる。


よく見れば善や慈悲というのは個の否定であることが分かるだろう。


動物では性欲は闘争、食欲は殺し合いでありそれが感情の起源である。


人間ではその上に複雑な思考の、嫉妬、恨み、瞋りがあって


感情が思考の原因であるが道徳でカモフラージュされている。


個の尊厳というのが普遍的な価値ならば


闘争、殺し合い、嫉妬、恨み、瞋りに普遍的な価値があるということになるだろう。