schopenhauerのブログ

唯識とショーペンハウアーの研究

直観と概念 その九 永遠なるものとそれへのあこがれ

願いは叶うことなく理想は空回りし希望は無駄である。


自由も平等も平和も博愛もただの妄想で限られた個人以外に実現することはない。


世界も人間も改善されることなくますます混沌としている。


科学が進歩し幸福は増えてるようでもそれは肉体の不幸を軽減するだけである。


すべてが虚構なのは人間の精神や概念が虚構だからだ。


精神には真理の探究と芸術の創作があるがそんなことはどうでも良い。


重要なのはただ永遠へのあこがれでありそれがたましいの叫びだ。


自分(主観)と世界(直観)の実在は永遠だが複雑な自分の精神がそれを隠している。


実在は単純で今ここにあるが考えると分からない。