schopenhauerのブログ

唯識とショーペンハウアーの研究

感情と情緒

存在するものの概念が


区別できるのに区別されないのは


未熟というより誤謬である
(区別できないのに区別されているのは未熟だろう)


感情と情緒についても


必ずしもこの単語でなければならない訳ではないが


学としては明確に区別すべきである


これは存在する感情と情緒が類として明確に区別されるのならば


感情の中に情緒を含めたり情緒の中に感情を含めたりするのは誤謬ということである


これは感性のほうが具体的で物質のほうが抽象的なことと考えられ


もしそうであるならば決定的に重要と考えられるからである


その場合「宇宙のあらゆる実在は感情か情緒でできている」


ということになり物質というのは抽象つまり概念にすぎないということになるだろう


感情とは動物的エゴを起因とする個としての熱情であり


情緒とは感性的物質現象の印象(美や空)のことである