schopenhauerのブログ

唯識とショーペンハウアーの研究

宗教について

宗教の定義は「自分の精神を改善すること」である
<芸術とは表象の鑑賞と表現であり、学問は真理の探究である>


<人間の文化が宗教と芸術と学問に分けられるということはまだ熟慮の余地があるとしても単なる思い付きではなく分類における判断からくるのであり現在の文化の分類はこの三つの概念の下位概念ではないかと考えられる>


この定義から宗教というのは「自分の精神を改善すること」である(W)


宗教で問題となっているのは自分の底にある主観であり客観はとりあえずは問題とはならない、客観は直観(芸術)と精神(含む学問)であるから


自分の精神の改善というのは基本は忘却ということである、なぜ忘却するかと言えば精神が因果だからである


であるから、眠ることを含め気分転換などは宗教と同じであり、自分の精神の変化もこれと同じ方向にあると考えられる


自分の精神をぴんからきりまで改善させるのは主観であり主観にのみその力がある


主観が無ければ自分の精神や世界が直観的に意識すなわち自覚されることはないだろう