schopenhauerのブログ

唯識とショーペンハウアーの研究

地球文明で一番優れているのは日本文明であるという証明

宇宙連盟アンドロメダ銀河地区のお茶会で、「知的生命の初期段階である地球の文明において、一番優秀な文化はなにか」というその証明が話題になることがある。


その証明の判断になるのが、「知的生命の文化の三つの分類」である。その三つは重要な順に、第一に宗教、第二に芸術、第三に学問となる。


個人の精神を改善し宗教的知恵の獲得から涅槃へと至らせる修道である宗教。それが反映される人々の生活である、あらゆる表象で表現される芸術。生活とはあまり関係ないが重要な基礎となる、真なる命題の集まりである学問。の三つである。


学問は、観念論の学問と実在論の学問があり、観念論の学問のほうが生活に密着しているのは客観的真理は他人の評価が必要だが、直観的真理(主観的真理)は自分の確信と自信そのものになるからである。


そして宗教、芸術、学問の知的解釈としての直観的真理は、真、善、美が一致しているといわれ、また客観的な真理は直観的真理に含まれているということが証明されている。


宗教(修道法)は西洋より東洋のほうが進んでいると考えられる。それは一神教の場合、涅槃への導きがあやふやで修道院においててさえ、それがどういうことか分からず偶然にまかされているということがあり、聖霊の働きといわれる宗教的知恵、その最終的結果が涅槃なのだが、聖霊の働きが大いにあったとしても涅槃にはめったに至ることがないという現実があるからである。


学問一般では西洋文明が最も進んでいると考えられるが、認識論(論理学)、形而上学を除く観念論の学問は仏教哲学のほうが格段に深い。


芸術は、直観や表象の真理であり、宇宙の真理ともいわれるが、それはあらゆる表象で宇宙の真理を表現することをいう。


自然は人間が作ったものではない表象による人間にとっての芸術である。それは空間と時間と人間の五感とによる神秘が主観と精神の協力において行われる鑑賞である。


芸術は直観の本質である美と妙の表現であり、それを自分の体で表現するのは道徳ともいえ、それは意志の表現というよりは、無の意志(無心の意志)の表現である。美とは外なる直観の本質、妙とはおもに直接なる直観(体)の本質といえる。


個人の、慣習や法による行動の制限のない外的自由、そして修道による精神の内的自由、技術と経済の限りない豊かさと安全の保障、有能な軍隊とはその結果である。


日本文明には正しい修道法があること、宗教と芸術が一体となっており宗教の臭いはしないが生活そのものとなっており、その表れが道徳の高さとなって現れている。さらに学問もよく発展していること、また善政が行われるよう昔から正しい人間性も表す天皇陛下を頂いてうまくいっていることで、現在の地球の文明においては最高段階であるとの判断がくだされている。


銀河連盟のお茶会のお話しである。