schopenhauerのブログ

唯識とショーペンハウアーの研究

慈しみ深い宇宙人

宇宙の生命が進化していって因果が熟せば


知性が与えられてくるというのは必然と思われる。


それは知性の一見複雑そうな仕組みが


概念という極めて単純なものの組み合わせから可能だからだが


<ただ知的生物が皆二つの目と手と足を持つかは分からない>


だからこの宇宙にかなりの数の知的生命が発生するのは確実だが


宇宙は広すぎ永すぎるので出会うことはまれだろう。また


知的生命はその知性の特質のエゴのカルマで


9割以上が自滅しているだろうし


生き延びた種族は宇宙旅行などというものには飽きてしまっているだろう。


生き残っているのは種族としても慈悲の究極に達しているはずで


そんな慈しみ深い宇宙人の中で一人くらいは地球を見ているかもしれない。


ただその慈しみ深い宇宙人は宇宙など無い方が良いくらいに思っているので


自分や他人の死などにはそのありのまま以外に何の興味もないし


生きることにおける個人的な小さな助け合いは別にして


人類が何らかの原因で消滅しようとしていてもただ眺めているだけだろう。