schopenhauerのブログ

唯識とショーペンハウアーの研究

宇宙における知的生命の文化の三つの分類

それは芸術、学問、宗教である。


芸術とは、あらゆる表象で表現されるものである。表象には体、声、形、色彩、音、香り、味覚、言葉などがあり、スポーツ、労働、社交、戦争、料理、政治、医療、文学、音楽、絵画、教育、芸能、雑学など、学問以外のあらゆる活動のことである。


学問とは、概念による世界の解釈の連合と集合のことであり、知的体系のことである。


宗教とは、個体の精神の改造のことであり、知的生命の宿命であるカルマを消滅させ、真の実在である涅槃を得させる修道の方法をいい、宗教芸術と宗教の学問は含まない。


この三つの文化の中で最も重要なのは宗教である。なぜならばそれが分かれば、世界を含めた自分が、芸術的真理である直観の真理が美と妙とで称賛されまた精神の真理である知的真理で証明されているからである。