schopenhauerのブログ

唯識とショーペンハウアーの研究

芸術における実在論と観念論

芸術によって自己が慰められたり安らかになったり高められたりしたとしよう


このときその力が芸術にあるとするならばそれは実在論と言えよう


これに対して自己を救い高めたのは自己自身であるが芸術がそのきっかけであったとするならばこれは観念論であろう




芸術は宇宙の真相を表すものであるが人間の意志においても宗教とまったく同じ働きをしている即ち真相の知恵が計らいを捨てさせるのである