schopenhauerのブログ

唯識とショーペンハウアーの研究

池のほとりの百合

百合が咲いていた
百合の花のような百合子は
異次元の妖美さで
わたしのこころを悩ませる
あの目と眉、鼻と耳
そして唇の動き
その異次元の配置と言葉が
わたしを虜にする
強い匂いの百合、この傍らには
小さな池があって
お腹をすかせたかわうそが
なまずを追いかけていた
それを葉陰からたぬきが見ていて
そのころ草葉はまだ緑だった